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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科70巻11号

2016年10月発行

文献概要

増刊号 眼感染症の傾向と対策—完全マニュアル Ⅰ.知っておきたい眼感染症診療の動向

コンタクトレンズ関連角膜感染症の歴史的背景

著者: 福田昌彦1

所属機関: 1近畿大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.36 - P.39

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POINT

■コンタクトレンズによる角膜潰瘍は,最も起こしてはいけないコンタクトレンズの合併症であり,重症例では失明例も存在する。

■緑膿菌とアカントアメーバが2大起因菌である。

■コンタクトレンズの種類,装用方法,消毒剤の種類,消毒剤の使用方法,ケアの方法,ケースの手入れ,ケースの交換時期などにより影響を受ける。

■コンタクトレンズの進歩,消毒方法の変化に伴って感染症も変化している。

参考文献

1)宮本裕子:レンズケア.臨眼69:198-203,2015
2)感染性角膜炎全国サーベイランス・スタディーグループ:感染性角膜炎全国サーベイランス—分離菌・患者背景・治療の現況.日眼会誌110:961-972,2006
3)福田昌彦:コンタクトレンズケアと角膜感染症.カラーコンタクトレンズについて.日コレ誌54:303-305,2012
4)鳥山浩二・鈴木 崇・大橋裕一:アカントアメーバ角膜炎発症者数全国調査.日眼会誌118:28-32,2014
5)宇野敏彦・福田昌彦・大橋裕一・他:重症コンタクトレンズ関連角膜感染症全国調査.日眼会誌115:107-115,2011
6)独立行政法人国民生活センター:ソフトコンタクトレンズ用消毒剤のアカントアメーバに対する消毒性能—使用実態調査も踏まえて.2009年12月16日

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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