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文献概要
増刊号 眼感染症の傾向と対策—完全マニュアル Ⅲ.疾患別:診断・治療の進め方と処方例 1.眼瞼疾患
伝染性軟属腫
著者: 箕田宏1
所属機関: 1とだ眼科
ページ範囲:P.110 - P.112
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■古くから小児に多い感染症であるが,最近では性行為に関連した成人例が増加している。
■成人における,大型な本症の多発例ではHIV感染を疑う。
■健常人における孤発例には内容物の除去などの外科的な治療が有効であるが,免疫不全者の多発例には抗ウイルス薬の有用性が報告されている。
■古くから小児に多い感染症であるが,最近では性行為に関連した成人例が増加している。
■成人における,大型な本症の多発例ではHIV感染を疑う。
■健常人における孤発例には内容物の除去などの外科的な治療が有効であるが,免疫不全者の多発例には抗ウイルス薬の有用性が報告されている。
参考文献
1)高村悦子:伝染性軟属腫.眼感染症の謎を解く.眼科診療プラクティス28.大橋裕一編.文光堂.東京.76-7,2009
2)川上理子:伝染性軟属腫—治療の工夫.皮膚感染症治療戦略.本田まり子(編):皮膚科診療プラクティス.文光堂,東京,192,1998
3)Konya J, Thompson CH:Molluscum contagiosum virus;antibody responses in persons with clinical lesions and seroepidemiology in a representative Australian population. J Infect Dis 179:701-704, 1999
4)Toro JR, Wood LV, Patel NK. et al:Topical cidofovir:A novel treatment for recalcitrant molluscum contagiosum in children infected with human immunodeficiency virus 1. Arch Dermatol 136:983-985, 2000
5)Erickson C, Doriscoll M, Gaspari A:Efficacy of intravenous cidofovir in the treatment of giant molluscum contagiousum in a patient with human immunodeficiency virus. Arch Dermatol 147:652-654, 2011
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