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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科70巻11号

2016年10月発行

文献概要

増刊号 眼感染症の傾向と対策—完全マニュアル Ⅲ.疾患別:診断・治療の進め方と処方例 2.涙器・眼窩疾患

眼窩蜂巣炎

著者: 稲田紀子1

所属機関: 1日本大学医学部視覚科学系眼科学分野

ページ範囲:P.141 - P.146

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POINT

■眼瞼に急性炎症性所見(発赤,腫脹,疼痛)がみられたら,眼球突出,複視,視力障害の有無を確認する。

■CT,MRI検査で副鼻腔・眼窩病変を検索する。

■早期に抗菌薬の全身・局所投与を開始し,副鼻腔炎が検出されれば耳鼻科に治療を依頼する。

参考文献

1)藤島 浩・平形寿孝・木村肇二郎:慶大眼科における眼窩蜂窩識炎の統計的観察.眼紀42:268-272,1991
2)岸本健治・田村卓也・春田恒和:小児における眼窩周囲蜂窩識炎と眼窩蜂巣炎の比較検討.日本小児科学会雑誌117:996-1001,2013
3)Chandler JR, Langenbrunner DJ, Stevens ER:The pathogenesis of orbital complications in acute sinusitis. Laryngoscope 80:1414-1428, 1970
4)清水哲也・松島理士・福田国彦:眼球突出.臨床画像29:38-43,2013
5)加島陽二:眼窩蜂巣炎.眼科54:1470-1475,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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