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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科70巻11号

2016年10月発行

文献概要

増刊号 眼感染症の傾向と対策—完全マニュアル Ⅲ.疾患別:診断・治療の進め方と処方例 3.結膜疾患

クラミジア結膜炎

著者: 中川尚1

所属機関: 1徳島診療所

ページ範囲:P.157 - P.163

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POINT

■成人では急性濾胞性結膜炎,新生児では化膿性結膜炎または偽膜性結膜炎を示す。

■診断には抗原検出法(EIA,蛍光抗体など)や遺伝子検出法(PCRなど)が有用。

■マクロライド系,フルオロキノロン系の抗菌薬で治療する。

■結膜炎だけでなく全身合併症の存在を考慮した治療法を選択する。

参考文献

1)中川 尚・中川裕子・木全奈都子・他:成人型封入体結膜炎の輪部・角膜病変.臨眼49:857-860,1995
2)木全奈都子・中川 尚・荒木博子・他:成人型封入体結膜炎と上咽頭クラミジア感染.臨眼49:443-445,1995
3)日本性感染症学会:性感染症診断・治療ガイドライン2011.日本性感染症学会誌22(supl):60-69,2011
4)Katusic D, Petricek I, Mandic Z et al:Azithromycin vs doxycycline in the treatment of inclusion conjunctivitis. Am J Ophthalmol 135:447-451, 2003
5)中川 尚・中川裕子:アジスロマイシン内服単回投与による成人クラミジア結膜炎の治療.あたらしい眼科31:1509-1512,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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