文献詳細
増刊号 眼感染症の傾向と対策—完全マニュアル
Ⅲ.疾患別:診断・治療の進め方と処方例 3.結膜疾患
文献概要
POINT
■アデノウイルス,エンテロウイルス,ヘルペスウイルスなどが原因である。
■アデノウイルス角結膜炎は眼科領域で最も患者数の多い感染症の1つである。
■アデノウイルス角結膜炎の診断には急性濾胞性結膜炎,耳前リンパ節症,眼瞼結膜瞼縁部小出血点に注目する。
■感染拡大を防ぐため,迅速な診断と手洗いの励行,消毒が重要である。
■アデノウイルス,エンテロウイルス,ヘルペスウイルスなどが原因である。
■アデノウイルス角結膜炎は眼科領域で最も患者数の多い感染症の1つである。
■アデノウイルス角結膜炎の診断には急性濾胞性結膜炎,耳前リンパ節症,眼瞼結膜瞼縁部小出血点に注目する。
■感染拡大を防ぐため,迅速な診断と手洗いの励行,消毒が重要である。
参考文献
1)青木功喜・金子久俊・北市伸義・他:院内感染を引き起こす新型アデノウイルスのバイオインフォマティクス.日眼会誌117:721-726,2013
2)北市伸義・大野重昭・目.他科協働とヘルスケア.総合小児医療 小児科医の役割と実践.中山書店,東京,150-155,2013
3)青木功喜・北市伸義・大野重昭:急性出血性結膜炎.公開講座 炎症性眼疾患の診療.臨眼64:18-22,2010
4)大口 剛・北市伸義・大野重昭:アデノウイルス結膜炎.公開講座 炎症性眼疾患の診療.臨眼61:934-937,2007
5)北市伸義:わかりやすい臨床講座 アデノウイルス角結膜炎の診断と対策の実際.日本の眼科87:736-740,2016
6)北市伸義・明尾 潔・熊埜御堂隆・他:白金-金コロイド標識抗体を用いたアデノウイルス迅速診断キットの評価.医学のあゆみ237:210-214,2011
7)北市伸義・青木功喜:流行性角結膜炎.JMEDJ治療法便覧2016.日本医事新報社,東京,2016(印刷中)
8)北市伸義:角膜上皮下浸潤/多発性角膜上皮下浸潤(流行性角結膜炎後).井上幸次・山本哲也・大路正人・他(編):一目でわかる眼疾患の見分け方 上巻.角結膜疾患・緑内障.70,メジカルビュー社,東京,2016
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