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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科70巻11号

2016年10月発行

文献概要

増刊号 眼感染症の傾向と対策—完全マニュアル Ⅲ.疾患別:診断・治療の進め方と処方例 4.角膜疾患

真菌性角膜炎

著者: 宇野敏彦1

所属機関: 1白井病院

ページ範囲:P.199 - P.203

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POINT

■真菌性角膜炎は酵母菌(カンジダ属)と糸状菌の2種に大別して考える必要がある。

■酵母菌による角膜炎は細菌性のものと所見上鑑別しにくく,検鏡培養で同定していく必要がある。

■糸状菌による角膜炎はhyphate ulcer,endothelial plaqueなどの特徴的所見を見逃さないことが重要である。

参考文献

1)感染性角膜炎診療ガイドライン第2版作成委員会:感染性角膜炎診療ガイドライン第2版 第2章 感染性角膜炎の病態・病型.日眼会誌117:484-490,2013
2)井上幸次・大橋裕一・鈴木 崇・他:真菌性角膜炎に関する他施設共同前向き観察研究—患者背景・臨床所見・治療・予後の現況.日眼会誌120:5-16,2016
3)感染性角膜炎診療ガイドライン第2版作成委員会:感染性角膜炎診療ガイドライン第2版 第1章 感染性角膜炎の診断.日眼会誌117:472-483,2013
4)鈴木 崇・宇野敏彦・宇田高広・他:糸状菌による角膜真菌症における病型と予後の検討.臨床眼科58:2153-2157,2004
5)砂田淳子・浅利誠志・井上幸次・他:真菌性角膜炎に関する他施設共同前向き観察研究—真菌の同定と薬剤感受性検査について.日眼会誌120:17-27,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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