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増刊号 眼感染症の傾向と対策—完全マニュアル Ⅲ.疾患別:診断・治療の進め方と処方例 6.眼内炎
内因性細菌性眼内炎
著者: 喜多美穂里1
所属機関: 1国立病院機構京都医療センター眼科
ページ範囲:P.274 - P.278
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■起炎菌が血行性に眼内移行したもので,眼外原病巣は肝膿瘍が最多である。
■糖尿病・免疫能低下などを背景に発症する。
■起炎菌はグラム陰性菌,なかでもKlebsiella が最多である。
■抗菌薬全身投与・硝子体内注射,硝子体手術で治療する。
■稀な疾患であるが,予後はきわめて不良である。
■起炎菌が血行性に眼内移行したもので,眼外原病巣は肝膿瘍が最多である。
■糖尿病・免疫能低下などを背景に発症する。
■起炎菌はグラム陰性菌,なかでも
■抗菌薬全身投与・硝子体内注射,硝子体手術で治療する。
■稀な疾患であるが,予後はきわめて不良である。
参考文献
1)Jackson TL, Eykyn SJ, Graham EM et al:Endogenous bacterial endophthalmitis:A 17-year prospective series and review of 267 reported cases. Surv Ophthalmol 48:403-423, 2003
2)中西秀雄・喜多美穂里・榎本暢子・他:硝子体手術を施行した転移性細菌性眼内炎の5例.臨眼60:1697-1701,2006
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