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増刊号 眼感染症の傾向と対策—完全マニュアル Ⅲ.疾患別:診断・治療の進め方と処方例 7.術後感染症
角膜移植関連感染症
著者: 井之川宗右1 近間泰一郎1
所属機関: 1広島大学大学院医歯薬保健学研究院視覚病態学
ページ範囲:P.300 - P.305
文献購入ページに移動■角膜移植後はステロイド点眼や上皮のバリア機能低下により易感染状態となっている。
■早期治療が角膜移植片のダメージ軽減へつながるため,患者教育とかかりつけ医療機関との連携が重要となる。
■塗抹鏡検は原因菌を早期に同定できる検査として有用である。
■細菌・真菌・ウイルスなどのあらゆる可能性を想定した多剤による投薬は,治療期間の遷延を招くため,対象を絞った治療でこまめな診察が必要になる。
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