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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科70巻2号

2016年02月発行

文献概要

特集 緑内障治療の副作用・合併症対策総ざらい

チューブシャントの毛様体扁平部挿入

著者: 谷戸正樹1

所属機関: 1松江赤十字病院眼科

ページ範囲:P.186 - P.192

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はじめに

 現在,わが国で保険診療が可能なロングチューブ型の緑内障手術用医療材料(glaucoma drainage device:GDD)として,バルベルト(Bearveldt®)緑内障インプラント(以下,バルベルト)(AMO Japan社,2011年8月31日認可),アーメド(AhmedTM)緑内障バルブ(以下,アーメド)(JFCセールスプラン社,2014年3月28日認可)の2種類がある(図1)。前房あるいは硝子体切除術と併用して毛様体扁平部に挿入したチューブを通して,眼球赤道部に移植したプレートに房水を誘導し,プレート周囲の組織に房水を吸収させることで眼圧下降が図られる。角膜輪部近傍の結膜瘢痕のためにトラベクレクトミーの効果が期待できない,あるいはトラベクレクトミーが不成功に終わった種々の緑内障にも効果が期待できる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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