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連載 目指せ!眼の形成外科エキスパート・第18回
眼瞼腫瘍は色で診断!—顔つきから疾患を当てよう!
著者: 辻英貴1
所属機関: 1がん研有明病院眼科
ページ範囲:P.208 - P.216
文献購入ページに移動はじめに
顔つきは人によってそれぞれ異なるが,ある程度は,良い人か悪い人かは顔つきでわかるものである。腫瘍も同様で,これはこの疾患,これは良性,これは悪性と,ある程度は判別可能である。本稿では,腫瘍の「顔つき」からわかること,特に腫瘍の色から推測した臨床的診断について述べていくこととする。
腫瘍の色は,「黒」「黄色」「赤」に大別される。以下,各色から連想される腫瘍とその概略を述べていくこととする。
顔つきは人によってそれぞれ異なるが,ある程度は,良い人か悪い人かは顔つきでわかるものである。腫瘍も同様で,これはこの疾患,これは良性,これは悪性と,ある程度は判別可能である。本稿では,腫瘍の「顔つき」からわかること,特に腫瘍の色から推測した臨床的診断について述べていくこととする。
腫瘍の色は,「黒」「黄色」「赤」に大別される。以下,各色から連想される腫瘍とその概略を述べていくこととする。
参考文献
1)Shields CL, Demirci H, Karatza E et al:Clinical surveyof 1643 melanocytic and nonmelanocytic tumors of the conjunctiva. Ophthalmology 111:1747-1754, 2004
2)Shields JA, Shields CL, Mashayekhi A et al:Primary acquired melanosis of the conjunctiva:risks for progression to melanoma in 311 Eyes. The 2006 Lorenz E. Zimmerman Lecture. Ophthalmology 115:511-519, 2008
3)Tsuji H, Kanda H, Kashiwagi H et al:Primary epithelioid haemangioendothelioma of the eyelid. Br J Ophthalmol 94:261-262, 2010
4)Tsuji H, Tamura M, Yokoyama M et al:Ocular involvement by epstein-barr virus-positive diffuse large B-cell lymphoma of the elderly. Arch Ophthalmol 128:258-259, 2010
5)Feng H, Shuda M, Chang Y et al:Clonal integration of a polyomavirus in human Merkel cell carcinoma. Science 319:1096-1100, 2008
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