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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科70巻3号

2016年03月発行

文献概要

今月の表紙

網膜細動脈瘤破裂

著者: 反保宏信1 中澤満2

所属機関: 1自治医科大学 2弘前大学

ページ範囲:P.260 - P.260

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 症例は52歳,女性。左眼の視力低下を自覚し,近医を受診した。左眼黄斑部に出血を認め,精査加療目的で当科へ紹介され受診となった。

 初診時の視力は(0.08),黄斑部の硝子体膜下および内境界膜下にニボーを形成する網膜前出血を広範囲に認めた。本人の希望により,YAGレーザーなどによる治療は行わず経過観察のみで自然吸収を待った。その後,出血は徐々に吸収され,発症後3か月で視力(1.0)に回復した。発症後6か月には出血が完全に吸収されたため,造影検査を行い,網膜細動脈瘤が認められたため,光凝固を行った。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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