文献詳細
文献概要
海外留学 不安とFUN・第3回
ケンタッキーでの研究生活・2
著者: 安間哲宏1
所属機関: 1
ページ範囲:P.292 - P.293
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日本では主に病院で過ごす時間が多く,研究に費やす時間はそれほど多くありませんでした。当時は周りも同じような環境でしたが,研究留学すると研究一筋でやってきた人たちのなかに飛び込まなくてはいけません。特に渡米してから半年くらいは苦しい時期がありました。
アメリカには,多くの国から博士研究員が渡航してきています。医師も何人かいますが,日本人医師は異質で「最初から日本に帰る気でいる」と認識されており,シビアに競争相手として見られないので,ある程度仲良くできる反面,いまいち入り込めないところがあります。よく考えてみると,日本で留学の“FUN”といわれているような要素を他の人が求めていることが稀ですから仕方がない部分もあります。日本人慣れしていない研究室だったらまた違った印象だったかもしれません。
日本では主に病院で過ごす時間が多く,研究に費やす時間はそれほど多くありませんでした。当時は周りも同じような環境でしたが,研究留学すると研究一筋でやってきた人たちのなかに飛び込まなくてはいけません。特に渡米してから半年くらいは苦しい時期がありました。
アメリカには,多くの国から博士研究員が渡航してきています。医師も何人かいますが,日本人医師は異質で「最初から日本に帰る気でいる」と認識されており,シビアに競争相手として見られないので,ある程度仲良くできる反面,いまいち入り込めないところがあります。よく考えてみると,日本で留学の“FUN”といわれているような要素を他の人が求めていることが稀ですから仕方がない部分もあります。日本人慣れしていない研究室だったらまた違った印象だったかもしれません。
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