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特集 第69回日本臨床眼科学会講演集[2] 原著
アレルギー性結膜炎患者に対するエピナスチン点眼液の改良製剤の検討
著者: 渡邉潔1 大原博美1 中園由巳2
所属機関: 1ワタナベ眼科 2参天製薬
ページ範囲:P.535 - P.541
文献購入ページに移動方法:アレルギー性結膜炎患者50例の両眼に1日4回4週間点眼し,自覚症状および他覚所見の改善効果および角結膜上皮への影響を評価した。また,ソフトコンタクトレンズ(SCL)装用者と非装用者に分けて比較検討した。
結果:BAK非含有エピナスチン塩酸塩点眼液は,眼瘙痒感などの自覚症状および他覚所見スコアを有意に低下させ,SCL装用群と非装用群の群間で差はなかった。角結膜上皮への影響はなかった。
結論:BAK非含有エピナスチン塩酸塩点眼液はアレルギー性結膜炎への良好な改善効果と安全性を示し,SCL装用の有無による影響はなかった。
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