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特集 第69回日本臨床眼科学会講演集[2] 原著
真生会富山病院アイセンターにおける遮光眼鏡処方の傾向
著者: 乾有利1 宇津木航平1 河端陽子1 植田芳樹1 舘奈保子1
所属機関: 1真生会富山病院アイセンター
ページ範囲:P.543 - P.548
文献購入ページに移動対象と方法:2010年6月〜2015年1月に羞明を訴え遮光眼鏡を処方した61名を対象とし,屋外用として処方した遮光眼鏡の色,視感透過率と疾患,良いほうの視力値の関係を検討した。
結果:処方した遮光眼鏡の色はグリーン系75.4%,ブラウン系13.1%,グレー系11.5%であった。どの疾患においてもグリーン系が最も多かった。糖尿病網膜症では他疾患と比べブラウン系(38.5%)が多かった。網膜色素変性,緑内障,加齢黄斑変性症では,視感透過率25%以下の濃いものが半数以上であった。
結論:遮光眼鏡の色や透過率において疾患による特異な傾向はなかったが,グリーン系のレンズはどの疾患でも多かった。
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