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特集 第69回日本臨床眼科学会講演集[3] 原著
高度涙小管閉塞症に対する開窓涙管チューブ長期留置術
著者: 湯田兼次1 高野昌代1 湯田健太郎2
所属機関: 1きくな湯田眼科 2横浜南共済病院眼科
ページ範囲:P.703 - P.707
文献購入ページに移動対象と方法:PFカテーテルの両端を切除し,開放端としたものを使用した。レーザー涙囊鼻腔吻合術後にシース誘導チューブ挿入術を用い,上下涙小管よりカテーテルを鼻腔内に留置し,カテーテル中央部をレーザーで穴を開け,開窓チューブとした。本法術後1年以上経過観察した14例17眼の成績を検討した。
結果:9例(53%)で流涙症が改善した。大きな合併症はなかった。
結論:開窓涙管チューブ長期留置術は高度涙小管閉塞症の治療に有用と考えられた。
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