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書評
《眼科臨床エキスパート》緑内障治療のアップデート
著者: 富田剛司1
所属機関: 1東邦大学医療センター大橋病院・眼科学
ページ範囲:P.724 - P.724
文献購入ページに移動 医学書院の《眼科臨床エキスパート》シリーズに新たに『緑内障治療のアップデート』が加わった。金沢大学の杉山和久教授ならびに熊本大学の谷原秀信教授という現在の日本の緑内障学を牽引する最も脂の乗った先生方の編集によるものである。昨今は,医療のスタンダーダイゼーションの波が押し寄せ,さらにはエビデンスに基づいた医療の実行が世界的な規模で求められるようになってきている。わが国でも今後,眼科分野においても新しい診療ガイドラインの策定が精力的に行われるようになると思われる。
そのような流れの中で,緑内障治療に関する現時点における最もアップツーデートで新しいスタンダード,いわゆる,PPP(preferred practice pattern)につながる流れを示唆する教科書が本書であると考える。ただ難しい文献を並べて,それを云々する内容ではない。より積極的に,この手技・治療はこうあるべきだということを主張しつつ,その根拠を文献によってしっかり押さえてある。
そのような流れの中で,緑内障治療に関する現時点における最もアップツーデートで新しいスタンダード,いわゆる,PPP(preferred practice pattern)につながる流れを示唆する教科書が本書であると考える。ただ難しい文献を並べて,それを云々する内容ではない。より積極的に,この手技・治療はこうあるべきだということを主張しつつ,その根拠を文献によってしっかり押さえてある。
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