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特集 第69回日本臨床眼科学会講演集[5] 原著
眼瞼下垂術後の角膜形状変化と涙液量の検討
著者: 窪谷日奈子1 森井香織1 大塚斎史1 澤田憲治1 三浦真二1 藤原りつ子1
所属機関: 1あさぎり病院眼科
ページ範囲:P.1097 - P.1100
文献購入ページに移動対象と方法:対象は眼瞼下垂手術を施行した48名74眼(平均年齢74.5±9.23歳)。二次収差および角膜高次収差を術前,術後1週間,術後1か月で測定した。Schirmer I法,SPKスコアで他覚的ドライアイの評価を行った。
結果:角膜二次収差は術前後で有意な変化がなかったが,角膜高次収差は術後1週間で有意に増加した。Schirmer I法による涙液量は術後1週間で有意に増加し,SPKスコアの変化には有意差がなかった。
結論:眼瞼下垂手術は一時的な術後角膜高次収差の増加により視機能に影響を及ぼす可能性がある。
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