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あとがき
著者: 下村嘉一
所属機関:
ページ範囲:P.1180 - P.1180
文献購入ページに移動 熊本に地震が続いており,日々心配しております。大阪府や大学からもDMATが派遣され,救急患者の対応に励んでいると聞きます。一般的に眼科医療は災害の1〜2週間後から必要となり,実際に阪神・淡路大震災の時は阪大から神戸にバイクで点眼薬を運んだり,眼科診察を行ったりしたことを思い起こします。
さて,本号の「今月の表紙」では,近年ほとんど診られなくなった淋菌感染が取り上げられています。私自身,感染症が専門ですが,この10年ほど急性の淋菌感染は経験がありません。ぜひ皆さんも留意していただければ幸いです。「今月の話題」では,八子恵子先生に先天性眼瞼下垂の手術に向けての診察ポイントについての力作を執筆していただきました。「熱血討論!緑内障道場」では,寺西慎一郎先生の呈示症例を基に3名の先生方から眼圧の解釈についてコメントをいただき,素晴しいディスカッションになったのではないかと編集委員の一人として自負する次第です。「蛍光眼底造影クリニカルカンファレンス」では,長谷川泰司先生に糖尿病網膜症について解説いただきました。「目指せ!眼の形成外科エキスパート」では,柿﨑先生が,最近我々眼科医にとって疎遠になった義眼床形成術について「心の治療」を強調されています。
さて,本号の「今月の表紙」では,近年ほとんど診られなくなった淋菌感染が取り上げられています。私自身,感染症が専門ですが,この10年ほど急性の淋菌感染は経験がありません。ぜひ皆さんも留意していただければ幸いです。「今月の話題」では,八子恵子先生に先天性眼瞼下垂の手術に向けての診察ポイントについての力作を執筆していただきました。「熱血討論!緑内障道場」では,寺西慎一郎先生の呈示症例を基に3名の先生方から眼圧の解釈についてコメントをいただき,素晴しいディスカッションになったのではないかと編集委員の一人として自負する次第です。「蛍光眼底造影クリニカルカンファレンス」では,長谷川泰司先生に糖尿病網膜症について解説いただきました。「目指せ!眼の形成外科エキスパート」では,柿﨑先生が,最近我々眼科医にとって疎遠になった義眼床形成術について「心の治療」を強調されています。
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