icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科70巻9号

2016年09月発行

文献概要

海外留学 不安とFUN・第9回

サンディエゴ(ラ・ホヤ)での研究生活・2

著者: 﨑元晋12

所属機関: 1 2大阪大学眼科学教室

ページ範囲:P.1386 - P.1387

文献購入ページに移動
スクリプス研究所

 私が所属するスクリプス研究所は,バイオメディカル分野におけるアメリカ最大規模の非営利の私立研究所で,カリフォルニア州とフロリダ州に2つのキャンパスがあります。大学院大学のシステムを取っており,学生は博士号を取得する目的で入学しますが,この研究所に占める学生の割合は非常に少なく,主にポスドクやファカルティによって構成されています。その内訳は200人以上のPI(principal investigator)をはじめとして,約500人以上のポスドク,総スタッフは約2,500人以上にのぼります。

 スクリプス研究所の起源は1924年に創立されたScripps Metabolic Clinicまでさかのぼり,そこからスタートしたこの研究所は主に生物学的・化学的な研究科で占められています。これまで4人のノーベル賞受賞者を輩出しており,最近ではToll様受容体を発見した,ボイトラー博士(現在はテキサス大学)がノーベル生理学・医学賞を受賞しています。サンディエゴに存在する他の研究所群と同様,非常に国際色豊かで,ポスドクは世界各国から集まってきており,日夜研究に励んでいます。日本人のポスドクも数多く在籍しており,その交流も盛んです。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら