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あとがき
著者: 下村嘉一
所属機関:
ページ範囲:P.142 - P.142
文献購入ページに移動 先週,アメリカ大統領選挙で不動産王トランプ氏が当選したニュースが飛び込んできました。数々の暴言や失言で世間を騒がせ,選挙後,多くの抗議デモが発生したのも,私の記憶が正しければ今回が初めてではないかと思います。従前から米国の研究者にとっては共和党政権より民主党政権のほうが良いと聞いていた私にとっては衝撃的なことでした。私の米国の友人はすべてクリントン氏を応援していました。これから政治経済を含め,どんなことが起こるか大変心配です。加えて,隣の国でも大統領罷免の大規模なデモが起こり,つくづく日本って平和だなと思う今日この頃です。
さて,「今月の話題」では上記世界的な問題に符合したのか,以前から海外で活躍されている内藤 毅先生に『眼科国際医療協力:私の経験から』を執筆していただきました。国際協力されている眼科の先生といえば,藤島 浩先生,飽浦淳介先生,服部匡志先生などが挙げられます。医療医学が進んだ日本に比べ,WHOの2010年データでは世界の失明者は3900万人で,その失明者の90%は発展途上国に住んでいるとのことです。内藤先生は,今後も派遣先の眼科医療が自立的・継続的に発展することを目指されており,現地のカウンターパートとの関係が非常に大事で,医療系学生の海外実習を促進し,相手国との相互理解のもと,留学生教育を実施したいと結ばれています。
さて,「今月の話題」では上記世界的な問題に符合したのか,以前から海外で活躍されている内藤 毅先生に『眼科国際医療協力:私の経験から』を執筆していただきました。国際協力されている眼科の先生といえば,藤島 浩先生,飽浦淳介先生,服部匡志先生などが挙げられます。医療医学が進んだ日本に比べ,WHOの2010年データでは世界の失明者は3900万人で,その失明者の90%は発展途上国に住んでいるとのことです。内藤先生は,今後も派遣先の眼科医療が自立的・継続的に発展することを目指されており,現地のカウンターパートとの関係が非常に大事で,医療系学生の海外実習を促進し,相手国との相互理解のもと,留学生教育を実施したいと結ばれています。
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