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特集 第70回日本臨床眼科学会講演集[8] 原著
DSAEK術後の角膜感染症に対し網羅的病原体ゲノム解析を行った1例
著者: 森山紗帆1 岡島行伸1 柿栖康二12 青木弘太郎3 石井良和3 舘田一博3 鈴木崇1 堀裕一1
所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院眼科 2東京歯科大学市川総合病院眼科 3東邦大学医学部微生物・感染症学講座
ページ範囲:P.1527 - P.1532
文献購入ページに移動症例:89歳女性,水疱性角膜症に対してDSAEK施行後約1か月目に樹枝状病変が認められた。角膜ヘルペスを疑い,アシクロビル眼軟膏にて一時改善するも,遷延性上皮欠損が出現し,さらに羽毛状角膜浸潤を認めた。混合感染を疑い網羅的病原体ゲノム解析を施行,全リード数は2,435,307本で真菌由来が636,661本で99.7%が
結論:角膜移植術後は易感染状態であり,混合感染の有無を確認するのに網羅的病原体ゲノム解析が有用であった。
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