文献詳細
増刊号 眼科基本検査パーフェクトガイド—理論と実技のすべてがわかる
Ⅰ 眼科検査の理論と実技
文献概要
理論編
眼位・眼球運動検査の目的
間欠性外斜視では,斜位を保っているときには眼位は正位であり,一見斜視に見えない。内斜視も外見上あまり目立たない。上下斜視はさらに目立たない。そのため,眼位異常は交代遮閉試験などを用いて検査しなければ検出できないことも多い。強い複視の訴えがあるにもかかわらず斜視の診断に至らず,長い間,複視に悩まされていた患者も少なくない。眼球運動も神経支配を考えながら診る習慣をつけ,眼位と眼球運動に相関を見いだし,診断へ導くことが重要である。
眼位・眼球運動検査の目的
間欠性外斜視では,斜位を保っているときには眼位は正位であり,一見斜視に見えない。内斜視も外見上あまり目立たない。上下斜視はさらに目立たない。そのため,眼位異常は交代遮閉試験などを用いて検査しなければ検出できないことも多い。強い複視の訴えがあるにもかかわらず斜視の診断に至らず,長い間,複視に悩まされていた患者も少なくない。眼球運動も神経支配を考えながら診る習慣をつけ,眼位と眼球運動に相関を見いだし,診断へ導くことが重要である。
参考文献
1)丸尾敏夫・他:斜視と眼球運動異常.10-32,文光堂,東京,2002
2)佐藤美保:目で見る斜視検査の進め方.59-63.金原出版,東京,2014
掲載誌情報