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増刊号 眼科基本検査パーフェクトガイド—理論と実技のすべてがわかる Ⅰ 眼科検査の理論と実技
視野検査
著者: 庄司信行1 平澤一法1
所属機関: 1北里大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.125 - P.133
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視野とは,視線を固定した状態で見える範囲を指す。視野の内部は視感度が異なり,感度を高さとした立体的な表現は「視野の島」として知られている1)。この立体的な感度分布において,地図の等高線にあたるものを等感度線(イソプター)と呼ぶ1)。視野検査の目的は,この視感度の分布を定量的に測定し評価することである2)。視野異常はさまざまな疾患で生じることが知られており,その位置や形状などによって障害部位の特定が可能になることが多く,視野検査は診断的な価値の高い検査である。しかし,視標の大きさや,視標と眼の距離,視標や背景の輝度,視標の色,瞳孔径などにより結果は異なる。視野の結果を比較する際には,これらの条件を一定にする必要がある。
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