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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科71巻11号

2017年10月発行

文献概要

増刊号 眼科基本検査パーフェクトガイド—理論と実技のすべてがわかる Ⅰ 眼科検査の理論と実技

CT・MRI

著者: 増田洋一郎1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学葛飾医療センター眼科

ページ範囲:P.241 - P.247

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理論編

CT・MRI検査の概要

 コンピューター断層撮影(computed tomography:CT)(図1)は,X線断層撮影によって得られた画像をコンピューターで再構成することによって身体の断面を画像化することができる。また,造影剤を注入し,病巣の明確化と血流のある血管を描出することが可能である。磁気共鳴画像(magnetic resonance imaging:MRI)(図2)は,磁場の変化を体内に及ぼすことにより,身体の水素原子の挙動変化をコンピューターで再構成することで身体の断面を画像化することができる。CT同様,造影剤により病巣の顕在化を測ることができる。また,磁気共鳴血管撮像(magnetic resonance angiography:MRA)は,造影剤なしで血流のある血管を3D画像化することができ,血管異常を検出することが可能である。CT・MRIにはそれぞれ利点と欠点があり,検査をするうえでそれぞれの特徴を知ることが重要である。

参考文献

1)増田洋一郎:高機能MRI(fMRI).寺崎浩子・他(編):ターゲット別! 画像診断お助けガイド—基本画像から最新モダリティまで.臨眼(増)68:344-349,医学書院,東京,2014
2)平野 透・(編):超実践マニュアルCT.医療科学社,東京,2006
3)小暮陽介・他(編):これだけは習得しようCT検査.日本放射線技師会出版会,東京,2009
4)小倉明夫・他(編):超実践マニュアルMRI.医療科学社,東京,2006
5)土橋敏男・他(編):これだけは習得しようMRI検査.ピラールプレス,東京,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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