文献詳細
増刊号 眼科基本検査パーフェクトガイド—理論と実技のすべてがわかる
Ⅰ 眼科検査の理論と実技
文献概要
理論編
CT・MRI検査の概要
コンピューター断層撮影(computed tomography:CT)(図1)は,X線断層撮影によって得られた画像をコンピューターで再構成することによって身体の断面を画像化することができる。また,造影剤を注入し,病巣の明確化と血流のある血管を描出することが可能である。磁気共鳴画像(magnetic resonance imaging:MRI)(図2)は,磁場の変化を体内に及ぼすことにより,身体の水素原子の挙動変化をコンピューターで再構成することで身体の断面を画像化することができる。CT同様,造影剤により病巣の顕在化を測ることができる。また,磁気共鳴血管撮像(magnetic resonance angiography:MRA)は,造影剤なしで血流のある血管を3D画像化することができ,血管異常を検出することが可能である。CT・MRIにはそれぞれ利点と欠点があり,検査をするうえでそれぞれの特徴を知ることが重要である。
CT・MRI検査の概要
コンピューター断層撮影(computed tomography:CT)(図1)は,X線断層撮影によって得られた画像をコンピューターで再構成することによって身体の断面を画像化することができる。また,造影剤を注入し,病巣の明確化と血流のある血管を描出することが可能である。磁気共鳴画像(magnetic resonance imaging:MRI)(図2)は,磁場の変化を体内に及ぼすことにより,身体の水素原子の挙動変化をコンピューターで再構成することで身体の断面を画像化することができる。CT同様,造影剤により病巣の顕在化を測ることができる。また,磁気共鳴血管撮像(magnetic resonance angiography:MRA)は,造影剤なしで血流のある血管を3D画像化することができ,血管異常を検出することが可能である。CT・MRIにはそれぞれ利点と欠点があり,検査をするうえでそれぞれの特徴を知ることが重要である。
参考文献
1)増田洋一郎:高機能MRI(fMRI).寺崎浩子・他(編):ターゲット別! 画像診断お助けガイド—基本画像から最新モダリティまで.臨眼(増)68:344-349,医学書院,東京,2014
2)平野 透・(編):超実践マニュアルCT.医療科学社,東京,2006
3)小暮陽介・他(編):これだけは習得しようCT検査.日本放射線技師会出版会,東京,2009
4)小倉明夫・他(編):超実践マニュアルMRI.医療科学社,東京,2006
5)土橋敏男・他(編):これだけは習得しようMRI検査.ピラールプレス,東京,2010
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