icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科71巻13号

2017年12月発行

文献概要

Book Review

OCTアンギオグラフィコアアトラス—ケースで学ぶ読影のポイント フリーアクセス

著者: 寺崎浩子1

所属機関: 1名大大学院・眼科学

ページ範囲:P.1793 - P.1793

文献購入ページに移動
 光干渉断層計(OCT)は機能向上,保険収載などにより眼科日常診療で広く使われるようになってきており,眼科診療の精度は大きく向上している。このOCTに網膜血管ネットワークを描出するOCTアンギオグラフィ機能が約2年前に一般外来に登場した。OCTアンギオグラフィはまさに“OCTで断層像を撮影するだけ”で網膜毛細血管ネットワークを層別に描出,あるいは脈絡膜新生血管や網膜新生血管を描出することができる機能である。

 このOCTアンギオグラフィの登場により,フルオレセインやインドシアニングリーン蛍光眼底造影の前にこの機能でスクリーニングを行うなどして,蛍光眼底造影の必要性を調べたり,ときによっては蛍光眼底造影をむしろ省くことができたりして,眼科診療が大きく変わっていきそうな状況になってきている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら