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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科71巻13号

2017年12月発行

連載 蛍光眼底造影クリニカルカンファレンス・第22回

脈絡膜腫瘍

著者: 森隆史1 古田実1

所属機関: 1福島県立医科大学眼科学講座

ページ範囲:P.1856 - P.1862

文献概要

疾患の概要

 脈絡膜腫瘍は,眼内腫瘍のうち脈絡膜に生じるものである。脈絡膜のメラノサイトが悪性化して増殖する悪性黒色腫のほかに,良性腫瘍として血管腫,母斑,骨腫などがある。また,転移性脈絡膜腫瘍は最も高頻度にみられる眼内悪性腫瘍であり,単発もしくは多発性に生じる。

 脈絡膜悪性黒色腫は,メラニンの含有量によって色調はさまざまで,色素性,無色素性および混合性に分けられる。脈絡膜に限局した病変ではドーム型に発育し,ブルッフ膜が破綻するとマッシュルーム型の形態となる。

参考文献

1)古田 実:脈絡膜悪性黒色腫と母斑.田野保雄:眼科プラクティス21眼底画像所見を読み解く.360-365,文光堂,東京,2008
2)古田 実:転移性脈絡膜腫瘍.田野保雄:眼科プラクティス21眼底画像所見を読み解く.366-370,文光堂,東京,2008
3)古田 実:脈絡膜血管腫.田野保雄:眼科プラクティス21眼底画像所見を読み解く.371-375,文光堂,東京,2008
4)飯島裕幸:脈絡膜骨腫.田野保雄:眼科プラクティス21眼底画像所見を読み解く.376-380,文光堂,東京,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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