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連載 熱血討論!緑内障道場—診断・治療の一手ご指南・第13回
緑内障患者のアドヒアランスを高める方策は?
著者: 溝上志朗1 廣岡一行2 馬場哲也3
所属機関: 1愛媛大学医学部眼科学教室 2香川大学医学部眼科学教室 3白井病院
ページ範囲:P.208 - P.213
文献購入ページに移動【患者】31歳,男性〔職業・看護師(整形外科クリニック)〕
【現病歴】2010年,コンタクトレンズ検診で緑内障を指摘された。ベースライン眼圧は16〜18mmHg。正常眼圧緑内障と診断され,点眼が開始された。以後,眼圧は11〜13mmHgで落ち着いていた。しかし最近になり,右眼の視野が急速に進行したため,精査目的にて当科へ紹介された。
【処方薬】プロスタグランジン関連薬/交感神経β遮断薬配合点眼剤 両眼1日1回
【既往歴】大学時代にラグビーの試合で上腕を骨折
【持参視野所見】図1に示す。
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