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特集 第70回日本臨床眼科学会講演集[1] 原著
千葉労災病院において10年間で経験した転移性眼内炎の4例
著者: 高綱陽子1 水鳥川俊夫2 岡田恭子1 大岩晶子1 粟津雅美3 田中武継3 佐藤栄寿4 山本修一4
所属機関: 1千葉労災病院眼科 2公立長生病院眼科 3千葉労災病院内科 4千葉大学大学院医学研究院眼科学
ページ範囲:P.381 - P.387
文献購入ページに移動症例:4症例は,73歳女性,49歳男性,73歳男性,60歳男性で,基礎疾患として,肝膿瘍,細菌性髄膜炎,膵癌と急性骨髄性白血病,肝膿瘍がそれぞれにあった。最終視力は光覚なし2例,0.15,1.2であった。早期の診断確定と硝子体注射の複数回施行が転帰を大きく決定する要因であった。
結論:転移性眼内炎の進行は急速で,早期の眼科受診と早期の硝子体注射が望まれる。
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