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Book Review
今日の眼疾患治療指針 第3版
著者: 大橋裕一1
所属機関: 1愛媛大学
ページ範囲:P.569 - P.569
文献購入ページに移動 眼科臨床医が待ちに待った『今日の眼疾患治療指針』の第3版が世に送り出された。「最新の眼科診療情報を盛り込んだ実用書」という当初のコンセプトを受け継ぐ中,編集に数々の工夫を凝らしたニュー・バージョンが誕生したのである。
本書の源流は1959年に刊行された『今日の治療指針』にある。同書は,発刊から既に60年近くを経たものの,全科の疾患を網羅し,幅広い対応が求められる日常診療のガイド役として今も好評を博している医学書院の代表的書籍である。ただその一方で,個々の専門領域におけるより詳細な治療指針のニーズも高まり,2000年には田野保雄先生(阪大),樋田哲男先生(杏林大)の編集によって記念すべき本書の初版が刊行されている。その後の2007年には,現在の編集陣(大路正人,後藤浩,山田昌和,野田徹の各先生)が中心となって第2版が上梓されたが,既に10年が経過し,眼科医療の進歩の中でその価値が薄れつつあるのを残念に思っていたところであった。
本書の源流は1959年に刊行された『今日の治療指針』にある。同書は,発刊から既に60年近くを経たものの,全科の疾患を網羅し,幅広い対応が求められる日常診療のガイド役として今も好評を博している医学書院の代表的書籍である。ただその一方で,個々の専門領域におけるより詳細な治療指針のニーズも高まり,2000年には田野保雄先生(阪大),樋田哲男先生(杏林大)の編集によって記念すべき本書の初版が刊行されている。その後の2007年には,現在の編集陣(大路正人,後藤浩,山田昌和,野田徹の各先生)が中心となって第2版が上梓されたが,既に10年が経過し,眼科医療の進歩の中でその価値が薄れつつあるのを残念に思っていたところであった。
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