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Vogt-小柳-原田病
著者: 松尾奈央子1 鈴木康之2
所属機関: 1ツカザキ病院 2東海大学
ページ範囲:P.818 - P.818
文献購入ページに移動初診時視力は右0.7(1.2×−0.25D()cyl−0.75D),左0.2(1.0×+1.50D),眼圧は右17mmHg,左16mmHgであった。両眼に軽度前房内炎症と,検眼鏡で後極部に漿液性網膜剝離を認めた。光干渉断層計では脈絡膜肥厚,網膜色素上皮皺襞を認めた。フルオレセイン蛍光眼底造影で,中期には顆粒状蛍光漏出,後期には網膜下への蛍光色素貯留を認めたため,Vogt-小柳-原田病と診断した。ステロイドパルス療法,プレドニゾロン内服で軽快した。
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