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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科71巻6号

2017年06月発行

文献概要

今月の表紙

Vogt-小柳-原田病

著者: 松尾奈央子1 鈴木康之2

所属機関: 1ツカザキ病院 2東海大学

ページ範囲:P.818 - P.818

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 症例は47歳,男性。数日前からの視力低下,頭痛,肩こりを自覚し当院を受診した。

 初診時視力は右0.7(1.2×−0.25D()cyl−0.75D),左0.2(1.0×+1.50D),眼圧は右17mmHg,左16mmHgであった。両眼に軽度前房内炎症と,検眼鏡で後極部に漿液性網膜剝離を認めた。光干渉断層計では脈絡膜肥厚,網膜色素上皮皺襞を認めた。フルオレセイン蛍光眼底造影で,中期には顆粒状蛍光漏出,後期には網膜下への蛍光色素貯留を認めたため,Vogt-小柳-原田病と診断した。ステロイドパルス療法,プレドニゾロン内服で軽快した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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