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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科71巻6号

2017年06月発行

文献概要

連載 熱血討論!緑内障道場—診断・治療の一手ご指南・第17回

どっちがどっち? 術式の選択

著者: 丸山勝彦1 森和彦2 井上昌幸3

所属機関: 1東京医科大学臨床医学系眼科学分野 2京都府立医科大学眼科学教室 3徳島大学眼科学教室

ページ範囲:P.840 - P.846

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今月の症例

【患者】65歳,男性

【主訴】両眼霧視

【現病歴】9年前に原発開放隅角緑内障(primary open-angle glaucoma:POAG)と診断された。無治療眼圧は20〜24mmHg,最大耐用量の点眼治療で16〜18mmHgであったが,経過中右眼に裂孔原性網膜剝離を生じ,1年前に硝子体手術と水晶体再建術の同時手術を受けている。数か月前より右の眼圧が28〜34mmHgと上昇,左眼は白内障が増強してきたため紹介され受診した。

参考文献

1)Ritch R, Mudumbai R, Liebmann JM:Combined exfoliation and pigment dispersion:paradigm of an overlap syndrome. Ophthalmology 107:1004-1008, 2000
1)豊川紀子・宮田三菜子・木村英也・他:緑内障手術の視機能への影響.臨眼62:461-465,2008
2)溝口尚則・松村美代・門脇弘之・他:眼内レンズ手術がシヌソトミー併用トラベクロトミーの術後眼圧に及ぼす効果.臨眼52:1705-1709,1998
3)Ogata-Iwao M, Inatani M, Takihara Y et al:A prospective comparison between trabeculectomy with mitomycin C and phacotrabeculectomy with mitomycin C. Acta Ophthalmol 91:e500-e501, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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