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網膜ジストロフィの多くは遺伝性,進行性の視機能障害を生じる。網膜色素変性を除けば比較的まれな疾患が多く,ほとんどが治療法のない疾患ということもあって,多くの眼科臨床医にとっては興味の対象になりにくい分野かもしれない。
しかし近年の分子生物学の進歩や,OCTをはじめとする眼底イメージングの発達により,個々の疾患の病態の理解が,以前に比べると格段に深まってきた。近い将来,正確な診断に基づいた特異的な治療法が開発されるようになるのではないかとの期待も抱かせる。さらなる発展を支える研究者には細胞レベル,分子レベルで捉えた,網膜に関連する基礎医学的知識が必要になる。
しかし近年の分子生物学の進歩や,OCTをはじめとする眼底イメージングの発達により,個々の疾患の病態の理解が,以前に比べると格段に深まってきた。近い将来,正確な診断に基づいた特異的な治療法が開発されるようになるのではないかとの期待も抱かせる。さらなる発展を支える研究者には細胞レベル,分子レベルで捉えた,網膜に関連する基礎医学的知識が必要になる。
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