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特集 第70回日本臨床眼科学会講演集[5] 原著
視神経症を疑い,入院精査できた61症例
著者: 筒井紗季1 仙石昭仁1 宮崎勝徳1 石川桂二郎1 吉山慶三1 村上祐介1 中尾新太郎1 石橋達朗1 園田康平1
所属機関: 1九州大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1071 - P.1075
文献購入ページに移動対象と方法:2013年1月〜2015年12月の間に視神経症が疑われ,入院精査した61症例について,診療録をもとに後ろ向きに検討した。
結果:原因としては炎症性が最も多く,16例(26%)であった。次いで虚血性,圧迫性,遺伝性,感染性と多彩な原因を認めた。髄液検査を施行した症例は22例(36%)であった。ステロイドパルスを施行した症例は27例(44%)であった。
結論:視神経症の原因に報告と比べて年代間での差はなかった。髄液検査やステロイドパルスを施行した症例も多く,入院での精査・管理は有用と思われた。
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