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『格致餘論』
著者: 安部郁子1 松岡尚則1
所属機関: 1研医会
ページ範囲:P.1110 - P.1114
文献購入ページに移動『格致餘論』という書名は『礼記』大学に理想の政治への初段階として,ものごとの道理を窮めただすことが求められており,これを「格物」といい,また朱子学で知識を窮めて物事の道理に通じることを「致知」というが,こうした言葉から「格致」と名付けたらしい。序文では「古の人は医学を,我々儒者にとっての格物致知の一事とした」ので『格致餘論』としたとある。
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