文献詳細
今月の表紙
文献概要
患者は30歳,男性。右眼の視野全体が暗く,歪視があった。次第に眼痛も自覚するようになり,前医を受診した。網膜血管腫疑いで当院を紹介され受診した。当院初診時の視力は右(1.0),左(1.5)。その後,OCTや造影検査などの結果から黄斑部に漿液性剝離を伴う網膜血管腫と診断された。また,他科にて頭部MRI,腹部エコー,採血などの精査を行うも,von Hippel Lindou病を疑う所見はなかった。
漿液性剝離を伴っていることもあり,レーザー加療を行った。右眼に対して1回目の網膜光凝固術を行ったが,黄斑浮腫は改善するも漿液性剝離は改善されず,滲出性変化が増加。右眼視力は(0.5)となった。2回目の網膜光凝固術により漿液性剝離は著明に改善し,視力も(1.0)となった。
漿液性剝離を伴っていることもあり,レーザー加療を行った。右眼に対して1回目の網膜光凝固術を行ったが,黄斑浮腫は改善するも漿液性剝離は改善されず,滲出性変化が増加。右眼視力は(0.5)となった。2回目の網膜光凝固術により漿液性剝離は著明に改善し,視力も(1.0)となった。
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