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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科72巻1号

2018年01月発行

文献概要

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あとがき

著者: 下村嘉一

所属機関:

ページ範囲:P.128 - P.128

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 このあとがきを書いているのは11月なので,今年もあと残すところ,1か月半です。コートやマフラーが必要となる季節になりました。私が住む堺周辺は現在,紅葉が素晴らしく,歴史的遺産のみならず,近隣には公共施設も多く揃い,つくづく良いところに引っ越した(19年になる)と思います。私事ですが,2018年の3月に近大を退任致します。それに伴い,「臨床眼科」の編集委員も退任し,4月からは編集顧問へ就任致します。

 退任を記念して,ある雑誌に私の専門中の専門であるヘルペスの総説を書きました。医学部を卒業して約40年間ヘルペスとかかわってきたのですが,それを機に最新のヘルペス研究をまとめました。当然のことですが,その研究の発展には目を見張るばかりです。私が研修医になったときは角膜ヘルペスの患者さんは大勢いましたが,アシクロビルが登場して徐々にヘルペスの患者さんは減りました。ステロイドを控えめに使うようになったこともその原因ではないかと考えております。そういえば,アシクロビルを開発したエリオン先生(1988年ノーベル生理学・医学賞受賞)にお会いして握手したのも良い思い出です。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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