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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科72巻10号

2018年10月発行

連載 眼炎症外来の事件簿・Case2

両眼の急激な視力低下で初診した1例

著者: 大黒伸行1

所属機関: 1JCHO大阪病院眼科

ページ範囲:P.1350 - P.1353

文献概要

患者:67歳,男性

主訴:両視力低下

既往歴・家族歴:前立腺癌(1年前に放射線治療済み)

現病歴:3週間前歯科治療中,歯茎の化膿および鼻汁が出現したため抗菌薬を内服したところ,症状は軽快した。1週間前に頭痛と38℃の発熱があり,同抗菌薬を内服し解熱は得られたが,3日前から頭重感,視野の一部のぼやけ,光視症を自覚し,救急病院で頭部CT検査を受けたが異常はなかった。眼科を受診したところ,視力低下〔右(0.2),左(0.15)〕および眼内炎症を認めたため,前医受診3日後に当院眼炎症クリニックを紹介され受診となった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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