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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科72巻11号

2018年10月発行

文献概要

増刊号 7年前の常識は現在の非常識!—眼科診療の最新標準 1.屈折/調節の異常・白内障 2)屈折異常の治療

コンタクトレンズ処方

著者: 植田喜一1

所属機関: 1ウエダ眼科

ページ範囲:P.25 - P.29

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ここが変わった!

以前の常識

 ●オルソケラトロジーレンズの対象年齢は20歳以上とする(小児には処方すべきではない)。

 ●カラーコンタクトレンズ(CL)はトラブルが多いので処方しない。

現在の常識

 ●オルソケラトロジーの対象年齢は原則として20歳以上とし,未成年者には慎重処方とする。

 ●酸素透過性の高い素材で色素をサンドウィッチ状に挟んだ構造のカラーCLが開発されたので,透明なCLと同様に処方できるカラーCLがある。

参考文献

1)金井 淳・糸井素純・大橋裕一・他:オルソケラトロジー・ガイドライン.日眼会誌113:676-679,2009
2)宇津見義一:学童に対するオルソケラトロジー 反対派の立場から.眼科グラフィック5:458-464,2016
3)吉野健一:成人に対するオルソケラトロジー賛成派の立場から.眼科グラフィック5:440-444,2016
4)日本コンタクトレンズ学会:オルソケラトロジーに対する警告.日本の眼科73:1161-1162,2002
5)柿田哲彦・高橋和博・山下秀明・他:オルソケラトロジーに関するアンケート調査集計結果報告.日本の眼科84:527-534,2016
6)平岡孝浩・伊藤孝雄・掛江裕之・他:オルソケラトロジー使用成績調査3年間の解析結果.日コンタクトレンズ会誌56:276-284,2014
7)日本コンタクトレンズ学会オルソケラトロジーガイドライン委員会:オルソケラトロジーガイドライン(第2版).日眼会誌121:936-938,2017
8)渡邉 潔・植田喜一・佐渡一成・他:カラーコンタクトレンズ装用にかかわる眼障害調査報告.日コンタクトレンズ会誌56:2-10,2014
9)国民生活センターホームページ(http://www.kokusen.go.jp/)
10)カラーコンタクトレンズの規格適合性に関する調査研究(http://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIDD00.do?reserchNum=201405006A)
11)日本コンタクトレンズ学会理事会:カラーコンタクトレンズ診療の注意点.日本の眼科85:1505-1509,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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