文献詳細
増刊号 7年前の常識は現在の非常識!—眼科診療の最新標準
3.緑内障 1)検査
文献概要
ここが変わった!
以前の常識
●自動静的視野検査では中心30°ないしは24°以内を検査対象として,グレースケールの濃淡で評価することが多かった。
現在の常識
●初期緑内障性視野障害の判定基準としてAnderson-Pattelaの分類を参考にし,特にパターン偏差の連続する異常と眼底との相応性に注目し判断を行う。
●今後,増加が予想される近視眼緑内障においては中心10°以内の評価が重要である。また,OCTの急速な普及により「前視野緑内障」の発見が増加しているが,その場合にも検査のプログラム選択に注意が必要である。
●視野検査のトピックスとして,ヘッドマウント型視野計アイモが上市された。頭にヘルメットのように装着できる視野計で,従来,測定困難であった症例での使用が期待される。
以前の常識
●自動静的視野検査では中心30°ないしは24°以内を検査対象として,グレースケールの濃淡で評価することが多かった。
現在の常識
●初期緑内障性視野障害の判定基準としてAnderson-Pattelaの分類を参考にし,特にパターン偏差の連続する異常と眼底との相応性に注目し判断を行う。
●今後,増加が予想される近視眼緑内障においては中心10°以内の評価が重要である。また,OCTの急速な普及により「前視野緑内障」の発見が増加しているが,その場合にも検査のプログラム選択に注意が必要である。
●視野検査のトピックスとして,ヘッドマウント型視野計アイモが上市された。頭にヘルメットのように装着できる視野計で,従来,測定困難であった症例での使用が期待される。
参考文献
1)Anderson DR, Patella VM:Automated Static Perimetry. 2nd ed. 121-190, Mosby, St. Louis, 1998
2)Kimura Y, Hangai M, Morooka S et al:Retinal nerve fiber layer defects in highly myopic eyes with early glaucoma. Invest Ophthalmol Vis Sci 53:6472-6478, 2012
3)日本緑内障学会緑内障診療ガイドライン作成委員会編:緑内障診療ガイドライン,第4版,2018
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