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特集 涙器涙道手術の最近の動向
涙囊炎と間違えやすい疾患の鑑別診断
著者: 竹林宏記1
所属機関: 1大阪みなと中央病院耳鼻咽喉科・涙道サージセンター
ページ範囲:P.1554 - P.1558
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涙囊鼻腔吻合術(dacryocystorhinostomy:DCR)は慢性涙囊炎に対する最終的な治療法で,手術が成功すれば症状は劇的に改善する。ただ,涙囊が腫脹し,涙点からの持続的排膿を認めるだけで慢性涙囊炎と判断するのは危険である。直接的に涙囊炎になっているのか,間接的に涙囊炎になっているのか,または全く別の病態で涙囊炎のように見えているのかを常に頭に入れておく必要がある。本稿ではそのような涙囊炎と間違えやすい疾患の鑑別診断について,筆者の経験に基づいて説明する。
涙囊鼻腔吻合術(dacryocystorhinostomy:DCR)は慢性涙囊炎に対する最終的な治療法で,手術が成功すれば症状は劇的に改善する。ただ,涙囊が腫脹し,涙点からの持続的排膿を認めるだけで慢性涙囊炎と判断するのは危険である。直接的に涙囊炎になっているのか,間接的に涙囊炎になっているのか,または全く別の病態で涙囊炎のように見えているのかを常に頭に入れておく必要がある。本稿ではそのような涙囊炎と間違えやすい疾患の鑑別診断について,筆者の経験に基づいて説明する。
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