文献詳細
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文献概要
杉田玄白の『解体新書』では,さまざまな術語が新規に作られました。この本はオランダ語で書かれた解剖学の教科書『ターヘル・アナトミア』を訳したものですが,それまで日本で通用していた漢方医学と違っていたり,新しい事実や概念が出てきたからです。
「神経」もそれまではなかった術語です。ヒトや動物の体内にある白いヒモは「経脈」と呼ばれていました。これには,腱,血管,神経などが含まれます。「神気のようなものが通る経脈」に対する用語として「神経」が作られたと,玄白は説明しています。
「神経」もそれまではなかった術語です。ヒトや動物の体内にある白いヒモは「経脈」と呼ばれていました。これには,腱,血管,神経などが含まれます。「神気のようなものが通る経脈」に対する用語として「神経」が作られたと,玄白は説明しています。
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