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Book Review
眼瞼・結膜腫瘍アトラス
著者: 福島敦樹1
所属機関: 1高知大・眼科学
ページ範囲:P.684 - P.684
文献購入ページに移動 「今日,外来で見た腫瘍はきっとこのなかに載っている!」,魅力ある帯の文言。さっそく本書を開いてみると,昨日診察した結膜血管腫の患者さんとほとんど同じような写真が……さすが後藤浩先生と思いました。これだけ多くの種類の腫瘍の写真がすべて東京医大で撮影されたとのこと,どれだけ多くの患者さんが受診されているのでしょうか? また,全ての患者さんにこんなに美しい写真を撮影されていること,病理組織像を管理されていることも驚愕に値します。
本書は,眼瞼腫瘍,結膜腫瘍の2部で構成されています。まず,総論として,眼瞼腫瘍,結膜腫瘍に対してどのように診察すべきかを,診察のコツとして記載されています。続いて各論として眼瞼腫瘍,結膜腫瘍の各種疾患が列記されています。総論では東京医大における膨大な数の統計を基に,各疾患の頻度を知っておくことの重要性を強調されています。次に良性・悪性の見分け方のポイントとして好発年齢,腫瘍の見た目,そして経過を記録としてきちんと残しておくことの大切さ(これがなかなか難しいですね)を記載されています。最後にどのように治療戦略を考えるかについて,全摘出,生検,専門施設への紹介,どの手段を選択すべきかを理路整然,かつ誰が読んでもわかりやすく記述されています。
本書は,眼瞼腫瘍,結膜腫瘍の2部で構成されています。まず,総論として,眼瞼腫瘍,結膜腫瘍に対してどのように診察すべきかを,診察のコツとして記載されています。続いて各論として眼瞼腫瘍,結膜腫瘍の各種疾患が列記されています。総論では東京医大における膨大な数の統計を基に,各疾患の頻度を知っておくことの重要性を強調されています。次に良性・悪性の見分け方のポイントとして好発年齢,腫瘍の見た目,そして経過を記録としてきちんと残しておくことの大切さ(これがなかなか難しいですね)を記載されています。最後にどのように治療戦略を考えるかについて,全摘出,生検,専門施設への紹介,どの手段を選択すべきかを理路整然,かつ誰が読んでもわかりやすく記述されています。
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