文献詳細
文献概要
特集 第71回日本臨床眼科学会講演集[3] 原著
急性骨髄性白血病加療中の
著者: 中村春香1 三原正大2 細貝真弓3 福地真理子4 岸章治4
所属機関: 1群馬県済生会前橋病院眼科 2渋川医療センター血液内科 3群馬大学医学部附属病院眼科 4前橋中央眼科
ページ範囲:P.693 - P.696
文献購入ページに移動症例:75歳,男性。急性骨髄性白血病の寛解導入療法中に発熱し,血液培養から
所見:視力は右(0.8p),左(0.7)で,両眼底に播種性の黄白色の網膜下浸潤病巣と軽度の斑状網膜出血と硝子体混濁があった。光干渉断層計では網脈絡膜の波打ち所見を認めた。すでに抗菌薬と抗真菌薬の加療中であり,眼科初診後の血液培養と前房水からは菌は検出されなかった。抗菌薬の点滴加療で,解熱とともに眼底の病変は徐々に消退し,播種性の網膜萎縮瘢痕を残した。
結論:
参考文献
掲載誌情報