文献詳細
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文献概要
コカインが点眼麻酔薬として使えるようになってから,眼科の手術はずっと安全になり,患者も楽になった。その歴史はかなり新しく,英語にcocaineの単語が登場したのは1874年,すなわち明治7年のことであった。
南米のペルーなどでは,インカの人々がコカの葉を噛む習慣があった。これから精製されたのがコカインである。習慣性があるので,これに代わる薬として,プロカインが1918年に発明された。化学構造はコカインとまったく違うが,「コカインの代用品」がその意味である。
南米のペルーなどでは,インカの人々がコカの葉を噛む習慣があった。これから精製されたのがコカインである。習慣性があるので,これに代わる薬として,プロカインが1918年に発明された。化学構造はコカインとまったく違うが,「コカインの代用品」がその意味である。
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