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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科72巻7号

2018年07月発行

臨床ノート

お絵描きにて発見された先天色覚異常の1例

著者: 岡本紀夫1

所属機関: 1おかもと眼科

ページ範囲:P.946 - P.948

文献概要

緒言

 2003年に学校保健法施行規則が改正され,学校の定期健康診断の必須項目から色覚検査が削除されたが,その後,色覚異常を自覚せず成人になった者が就職時に色覚異常とわかり,トラブルとなる事例がある1)。2014年より学校保健安全法施行規則の一部改正の留意事項で,色覚について希望者には学校で適切に色覚検査をできる体制を作ることが謳われた2)。今回筆者は,4歳男児でお絵描きにて先天色覚異常が発見された1例を経験したので報告する。

参考文献

1)宮浦 徹・宇津見義一・柏井真理子・他:平成22・23年度における先天色覚異常の受診者に関する実態調査.日本の眼科83:1421-1438,2012
2)宮浦 徹:色覚検査を対策する(特集 子どもの目の健康を守る).心とからだの健康20:14-19,2016
3)宮浦 徹・宇津見義一・柏井真理子・他:平成22・23年度における先天色覚異常の受診者に関する実態調査(続報).日本の眼科83:1541-1557,2012
4)武田忠雄:先天色覚異常者に対するぬり絵テストについて.日本の眼科66:237-240,1995

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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