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特集 第72回日本臨床眼科学会講演集[8] 原著
あけお眼科医院における光干渉断層計導入に伴う電子カルテシステムの再構築
著者: 明尾潔1 明尾庸子1 明尾慶一郎1 加藤帝子1
所属機関: 1あけお眼科医院
ページ範囲:P.1341 - P.1347
文献購入ページに移動方法:電子カルテはドクターソフト®,画像ファイリングシステムとして,HFAにはBeeFiles®,眼底カメラにはvk-2®,OCTにはNAVIS-EX®,コンピュータ操作システムにはWindows®を用いた。パーソナルコンピュータは診察室4台(サーバー,緊急時サーバー,眼底カメラ,OCT),受付1台,視野検査室2台,医局2台を配置し,OCT,HFA,眼底カメラ,電子カルテのデータ量を調べた。眼底カメラ,HFAは院内ローカルエリアネットワークのみと接続した。
結果:1眼あたりのデータ量はOCTでは最大17.3MB,HFAは12kB,眼底撮影は317kB,1来院あたりの電子カルテは64kBであり,OCTのデータ量は55〜1,476倍であった。OCTのデータはネットワークを経由せず,単独でハードディスク(HD)に管理した。HDは電子カルテ,HFA,眼底カメラ用に250GB,OCT用に2TBの容量が必要であった。
結論:OCTの検査結果を患者と供覧し,ネットワーク上のセキュリティリスクを回避しながら,データを保存するためにはバックアップ用の記憶媒体の容量の確保が重要であった。
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