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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科73巻11号

2019年10月発行

文献概要

増刊号 実戦 メディカル眼科治療アップデート メディカル眼科治療 総論 Ⅰ 薬物療法の基本と留意点

眼疾患における抗癌剤・免疫抑制薬療法の実戦と留意点

著者: 中村友子12 慶野博3

所属機関: 1富山大学大学院医学薬学研究部眼科学講座 2富山県済生会高岡病院眼科 3杏林大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.25 - P.30

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POINT

●免疫抑制薬投与時は,投与前のスクリーニング検査,投与中のフォローアップ検査が重要である。

●シクロスポリン内服中は,血中濃度のモニタリング(トラフ値,投与後2時間値)を行う。

●眼科疾患に用いられる抗癌剤,免疫抑制薬は適応外使用となるものがあり,倫理委員会での承認を要する場合がある。

参考文献

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2)小椋祐一郎・髙橋寛二・飯田知弘・他:黄斑疾患に対する硝子体内注射ガイドライン.日眼会誌120:87-90,2016
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4)後藤 周・外園千恵・稲富 勉・他:特発性周辺部角膜潰瘍の発症および臨床経過に関する検討.日眼会誌122:287-292,2018
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7)慶野 博:免疫抑制薬の使い方の基本.あたらしい眼科31:1279-1286,2014
8)南場研一:生物学的製剤の時代における非感染性ぶどう膜炎の治療戦略.あたらしい眼科34:489-492,2017
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10)竹内祐紀・岩本 整・中村有紀・他:免疫抑制薬—シクロスポリン.月刊薬事59:57-66,2017
11)中川秀己・相場節也・朝比奈昭彦・他:シクロスポリンMEPCによる乾癬治療のガイドライン2004年度版コンセンサス会議報告.日本皮膚科学会雑誌114:1093-1105,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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