文献詳細
増刊号 実戦 メディカル眼科治療アップデート
メディカル眼科治療 各論 Ⅲ 神経眼科疾患
文献概要
POINT
●抗MOG抗体陽性疾患は,MSや抗AQP4抗体陽性視神経炎とも異なる新しく分類された脱髄性疾患と考えられている。
●抗MOG抗体陽性疾患のなかでも視神経炎は最も多く存在し,抗MOG抗体陽性視神経炎は眼痛を伴う視神経腫脹が強い視神経乳頭炎としてみられることが多い。
●抗MOG抗体陽性視神経炎は再発しやすいので,治療にはステロイド治療に加えて免疫抑制薬などを併用するケースがある。
●抗MOG抗体陽性疾患は,MSや抗AQP4抗体陽性視神経炎とも異なる新しく分類された脱髄性疾患と考えられている。
●抗MOG抗体陽性疾患のなかでも視神経炎は最も多く存在し,抗MOG抗体陽性視神経炎は眼痛を伴う視神経腫脹が強い視神経乳頭炎としてみられることが多い。
●抗MOG抗体陽性視神経炎は再発しやすいので,治療にはステロイド治療に加えて免疫抑制薬などを併用するケースがある。
参考文献
1)Kezuka T, Usui Y, Yamakawa N et al:Relationship between NMO-antibody and anti-MOG antibody in optic neuritis. J Neuroophthalmol 32:107-110, 2012
2)Sato DK, Callegaro D, Lana-Peixoto MA et al:Distinction between MOG antibody-positive and AQP4 antibody-positive NMO spectrum disorders. Neurology 82:474-481, 2014
3)Kezuka T, Ishikawa H:Diagnosis and treatment of anti-myelin oligodendrocyte glycoprotein antibody positive optic neuritis. Jpn J Ophthalmol 62:101-108, 2018
4)「多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドライン」作成委員会(編),日本神経学会(監):第12章 急性増悪期の治療(初発を含む).多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドライン2017.174-192,医学書院,東京,2017
5)「多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドライン」作成委員会(編),日本神経学会(監):第13章 再発予防(進行抑制)の治療.多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドライン2017.193-264,医学書院,東京,2017
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