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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科73巻13号

2019年12月発行

文献概要

特集 緑内障の新しい診療法とその評価—ホントのところは? 【新規治療法を評価する】

新しい線維柱帯切開術関連手術

著者: 谷戸正樹1

所属機関: 1島根大学医学部眼科学講座

ページ範囲:P.1532 - P.1538

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●近年,ab internoトラベクロトミー(新しい線維柱帯切開術関連手術)が臨床の場に広まっている。

●トラベクトーム,カフークデュアルブレード,マイクロフックトラベクロトミー,360°スーチャートラベクロトミーが代表的な術式である。

●従来手術と比較して眼表面への侵襲が少ないという利点があり,低侵襲緑内障手術(MIGS)と称される。

●現時点でトラベクロトミー関連手術間の眼圧下降効果の優劣を論じるのは困難である。


*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2024年12月)。

参考文献

1)Rosenquist R, Epstein D, Melamed S et al:Outflow resistance of enucleated human eyes at two different perfusion pressures and different extents of trabeculotomy. Curr Eye Res 8:1233-1240, 1989
2)Tanito M, Sano I, Ikeda Y et al:Short-term results of microhook ab interno trabeculotomy, a novel minimally invasive glaucoma surgery in Japanese eyes:initial case series. Acta Ophthalmol 95:e354-e360, 2017
3)Tanito M, Ikeda Y, Fujihara E:Efficacy and safety of combined cataract surgery and microhook ab interno trabeculotomy in Japanese eyes with glaucoma:Report of initial case series. Jpn J Ophthalmol 61:457-464, 2017
4)谷戸正樹:エキスパートに学ぶ 眼科手術の質問箱Q.いろいろなトラベクロトミーの関連手術がありますが,どう違うのですか? 眼科手術31:98-99,2018
5)谷戸正樹:機器・薬剤紹介36.Ab internoトラベクロトミーマイクロフック.眼科61:403-406,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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