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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科73巻2号

2019年02月発行

文献概要

特集 眼内レンズ偏位・脱臼に対する手術—最新版

手術適応と術前検査

著者: 松島博之1 妹尾正1

所属機関: 1獨協医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.140 - P.144

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はじめに

 高齢化社会に伴い,白内障のために手術を施行する数は年間120万件以上といわれている。眼内レンズ(intraocular lens:IOL)が挿入された偽水晶体眼の数も年々増加し,結果IOLが関連した術後合併症であるIOL偏位・脱臼も以前と比べて増加傾向にある。しかし,一般的な眼科外来ではそれほど多い症例ではなく,診断や手術の適応を判定することが難しい。本稿ではIOL偏位と脱臼の診断,手術の適応を判断する方法と実際に手術を行うために注意すべき所見を解説する。

参考文献

1)平田 憲:眼内レンズ脱臼の成因と頻度.眼科手術25:154-158,2012
2)岩本 浩・三好輝行・吉田博則・他:白内障術後眼内レンズ脱臼・亜脱臼頻度.IOL & RS 26:73-79,2012
3)松島博之:IOL亜脱臼のリカバリー.眼科グラフィック6:228-234,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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