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特集 眼内レンズ偏位・脱臼に対する手術—最新版
手術適応と術前検査
著者: 松島博之1 妹尾正1
所属機関: 1獨協医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.140 - P.144
文献購入ページに移動高齢化社会に伴い,白内障のために手術を施行する数は年間120万件以上といわれている。眼内レンズ(intraocular lens:IOL)が挿入された偽水晶体眼の数も年々増加し,結果IOLが関連した術後合併症であるIOL偏位・脱臼も以前と比べて増加傾向にある。しかし,一般的な眼科外来ではそれほど多い症例ではなく,診断や手術の適応を判定することが難しい。本稿ではIOL偏位と脱臼の診断,手術の適応を判断する方法と実際に手術を行うために注意すべき所見を解説する。
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